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「マリアビートル/伊坂幸太郎」

アル中の元殺し屋・木村は、幼い息子に重傷を負わせた中学生「王子」に復讐する為、東北新幹線はやてに乗り込む。
殺し屋・蜜柑と檸檬は、闇業界では有名な峰岸の息子を誘拐現場から助け出し、身代金と共に盛岡まで行く途中だ。
不運を呼び寄せる殺し屋・七尾は、蜜柑と檸檬が持つトランクを強奪することを依頼され、トランクを奪って上野で降りるつもりだったのだが・・・。
「グラスホッパー」に続く殺し屋の話。

「グラスホッパー」はかなり前に読んだのですが、うろ覚えでした。
読んでいなくても十分面白いですが、登場人物がリンクしているので、読んでからの方がより楽しめるかもしれません。

それにしても物騒な新幹線です(笑)
絶対乗りたくないですね。

狭い新幹線の中で殺し屋同士が追ったり追われたり、対決したり、とにかくハラハラ、ドキドキです。
新幹線の中にそんな場所があるなんて、という驚きもあります。

悪意の申し子のような「王子」が嫌~な感じなのですが、現実にはいて欲しくないですね。
しかも、天使のような微笑みを持つ中学生なのですから、始末が悪いです。
どんな家庭に育ったらこんな子どもになってしまうんだろうと思ってしまいます。

数々の不運に見舞われながら、恐ろしく回転の速い頭脳でその場を乗り切る七尾には、本当にハラハラさせられました。
伊坂さんの本の主人公はすっごく弱そうで、とんでもない事件に巻き込まれていくんだけど、何とかしてしまうというのが多いですね。

登場人物の殆どが殺し屋ですが、それぞれのキャラクターが面白くて、憎めなくて、死んでしまう場面ではちょっと悲しくなってしまいます。

お勧めの本です。

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