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「図書館危機/有川浩」

「図書館戦争」シリーズ三作目。

二作目の「図書館内乱」の最後で王子様の正体を知ってしまった郁の混乱と葛藤が面白いです。
面白いって言っては可哀想なんですが、そこは郁なので・・・。

今回は、今までに比べて堂上との距離がぐっと縮まった感じです。
こちらまでちょっとドキドキですね。

「昇任試験、来たる」では、手塚が子どもの扱いが苦手という意外な一面が描かれています。
子どもに慣れる為に柴崎にいろいろアドバイスを受けるうちに、手塚はちょっと柴崎が気になっているよう。
これからの展開が楽しみです。

「ねじれたコトバ」は、新進気鋭の俳優のムック本を出すにあたって、折口がインタビューを担当するのですが、彼の祖父の職業の"床屋"を"散髪屋"に置き換えたことから出版延期問題に発展してしまいます。

この「図書館戦争」シリーズを読むまで、本の「禁止用語」についてそんなに深く考えていなかったのですが、作家がこだわりを持って選んだ言葉を使えないというのは憤りを感じるだろうなと思います。
そして、それが知らないうちに決められているというのは恐ろしい事だと思います。

そして、茨城県展を巡る良化特務機関との闘争。
ここまで激しい闘争が描かれたのは初めてだったので、涙が止まりませんでした。
図書隊も決して戦いたくて戦っているわけではないんですよね。
でも、戦わなければ守れないから。
そういう論理から戦争が始まると思うと、手放しで賛成も出来ないのですが・・・。

メディア良化委員会側の人達の気持ちも描いて欲しいです。

最後は本当に涙、涙・・・。
これから図書隊はどうなっていくんだろう。
ものすごい不安です。

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