« 「ロッキー・ホラー・ショー」観劇 | トップページ | 「カンタ/石田衣良」 »

「図書館内乱/有川浩」

「図書館戦争」に続くシリーズ2作目。

今回は登場人物達の家族との葛藤や恋愛について描かれていて、キャラクターの内面がより深く分かって面白かったです。

郁と愛情過多な両親(特に母親)とのぎくしゃくした関係は、ちょっと気の毒なくらいでした。
親がよかれと思って言う言葉も、時には子どもの心を傷つけることがあるんですよね。
それでも郁も両親を愛しているのに、なかなか気持ちが上手く伝わらないのがもどかしかったです。

小牧の幼なじみの毬江のいじらしい恋心も可愛いな~という感じでした。
いつもクールに物事を処理するイメージの小牧も、毬江のこととなると冷静ではなくて、それもまた新鮮で素敵でした。
今回の騒動では、堂上と小牧を朴念仁呼ばわりしてしまう郁と柴崎の意見が正解でしたね。
「レインツリーの国」も読まなくては。

柴崎は利用者の男性・朝比奈とたびたびランチに行くようになります。
ハンサムで頭も切れそうな朝比奈に柴崎は好感を持つのですが・・・。
美女にもいろいろ悩みはあるのですね。
私には理解できない悩みですが、容姿にしろ頭脳にしろ、人より秀でたものがあると孤独に陥りやすいのかもしれません。

そして、手塚と兄の確執が思いがけない事態を生みます。
手塚も1作目の最初の方では嫌な奴でしたが、だんだん素直になって、仲間らしくなってきました。

読みながら、それぞれの掛け合い漫才のようなやり取りに噴き出してしまうことも何度もあって、読むのが楽しかったです。
次を早く読みたいんだけど、どんどん読み終わるのは何だかもったいないような本です。

« 「ロッキー・ホラー・ショー」観劇 | トップページ | 「カンタ/石田衣良」 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1100079/44006587

この記事へのトラックバック一覧です: 「図書館内乱/有川浩」:

« 「ロッキー・ホラー・ショー」観劇 | トップページ | 「カンタ/石田衣良」 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ