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「オリーヴ・キタリッジの生活/エリザベス・ストラウト」

アメリカ北東部の小さな港町クロズビー。
薬局を営む中年男性が若い女性店員に抱く秘かな想い。
夫の葬儀の日に、従姉から愛人関係にあったと打ち明けられる女。
自殺を考えて故郷に立ち寄った青年が恩師に再会して・・・。

町の人々の生活を丁寧に描きながら、13篇全てに登場するオリーヴ・キタリッジ。
無愛想で、教師だった頃、生徒には怖い存在だった彼女の人生が、少しずつ露わになっていきます。
ある物語では端役だったり、傍観者だったり、彼女自身が語り手になったり・・・という描き方は新鮮でした。

どちらかというと悲しい話や心の中の葛藤を描いた話が多かったのですが、季節の移り変わりや情景を表現する言葉が美しくて、読むのが苦になりませんでした。

海外の作家の本はあまり読まないのですが、自分の知らない異国の暮らしぶりや習慣を知るのは興味深いですね。

オリーブ色を配した装丁も素敵です。

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