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「ツナグ/辻村深月」

死んだ人間と生きている人間を合わせる窓口-使者(ツナグ)。平凡で目立たないOL・愛美が会いたいのは、急死したアイドル・水城サヲリだった。

様々な理由で死んだ人に会いたいと、やっとの思いで使者に連絡を取った人達。

一番印象に残ったのは、親友に会いたいという高校生の女の子・嵐。
姉妹のように仲の良かった御園が、交通事故で急死してしまった。
演劇部だった二人は新しい公演の主役を巡って争うことになり、事故の前から気まずくなっていたのだが・・・。

ここからは、少しネタバレになるような感想になります。

このお話だけは、「会えて良かったね」とは言えないお話でした。
これから嵐はちゃんと自分の人生を生きていけるだろうか・・・と辛くなりました。
自分の気持ちを素直に伝えることは難しいですね。
十代の頃はいろいろ複雑な気持ちがあったりして、特にそうかもしれません。
もし、二人とも本当の気持ちを言い合っていたら・・・と、読み終わっても何度も考えてしまいました。

最後のお話は使者(ツナグ)をしている歩美の物語。
この作品がただのファンタジーに終わっていないのは、その不思議な現象の謎解きにも触れているからです。
使者である歩美にも親近感を抱けるから、物語に深みが出ているのでしょう。

もし、自分だったら誰に会いたいと思うだろうと考えました。
今は思い当たりませんが、やっぱり身内だろうなと思います。

お勧めの本です。

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コメント

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
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お気軽にどうぞ。

藍色さん>
こんばんは。ブログを読んで頂いてありがとうございます。私もトラックバックさせて頂きました。
藍色さんもたくさん本を読んでいらっしゃいますね。

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第32回(2011年) 吉川英治文学新人賞受賞。 突然死したアイドルに。癌で逝った母に。喧嘩したまま亡くなった親友に。失踪した婚約者に。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いか...... [続きを読む]

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