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2011年11月

気になる12月の舞台(12/20追記)

朝は起きると真っ暗で、寒くなりましたが、日中はぽかぽか暖かです。
もう今年も後一ヶ月なのですね。
毎年この時期は思いますが、一年は早いですね。

気になる12月の舞台です。

欲望という名の電車 ★(12/20追記)
お得チケットを確保できたので観に行って来ます。

90ミニッツ ★
何とかチケットが確保出来ました。
三谷さん生誕50周年の今年を締めくくる舞台、とても楽しみです。
2012年2月、追加公演も決定です。

ア・ラ・カルト2 ★ (12/5追記)
前から一度行ってみたかったので、とても楽しみです。

その妹
蒼井優ちゃんと市川亀治郎さんの共演、是非観てみたいです。
他のキャストの方々も魅力的ですね。

アイドルかくの如し
岩松さん演出+宮藤さんの顔合わせ、どんな風になるのでしょう。
津田寛治さんも好きな俳優さんなので、観てみたいです。

みんな我が子
長塚さんと麻実さんの共演、見応えがありそうです。
脚本も面白そうです。

8人の女たち ★(12/5追記)
豪華女優陣の競演!華やかな舞台になりそうですね。
映画を観たのはずいぶん前なのですが、どんな風に舞台化されるのか楽しみです。
(チケットを確保しました。とても楽しみです♪)

今月も観たい作品はたくさんあるのですが、安いチケットを探して何本か観られたらいいなと思っています。

このページは、後日更新するかもしれません。

「生きるコント/大宮エリー」

舞台やドラマ、CM等の脚本・演出、雑誌での連載等、多岐にわたって活躍しているエリーさんのエッセイです。

ほんと面白いです!
声出して、思いっ切り笑える本ってなかなかないですけど、この本は電車の中では読めません。

小心者と言いながら、エリーさんってば、かなり大胆な行動ばかり。
どうしてそんな事に・・・と思わず突っ込みたくなります。

おかんのキャラがまたすごいです。
犬になりきってみたり、「キャロット」と呼んで欲しいと言ってみたり・・・。
こんなおかんだったら楽しいだろうなと、他人事だから思います(笑)

本を読んで、この人に会ってみたい!と思ったのは初めてです。
今度エリーさんが舞台の演出・脚本をやる時は、是非観てみたいです。

落ち込んでいる時も、この本を読めばお腹から笑える事間違いなしです。

「猫を抱いて象と泳ぐ/小川洋子」

少年はふとした偶然から、改造したバスの中で暮らすマスターと出会って、チェスを教えてもらうようになる。マスターは、少年をチェスという海に導いたのだった-。

小川洋子さんの作品の世界観は独特で、感想を書くのはとても難しいのですが、「博士の愛した数式」では数学の美しさを描いていましたが、この作品ではチェスの美しさを描いています。
チェスの分からない私にも、それが単なる勝ち負けを競う物ではなくて、美しい軌跡を残す為の物だということが伝わってきました。

大きくなり過ぎて屋上から降りられなくなった象、壁と壁の隙間から出られなくなった少女、太り過ぎてバスから出られなくなりそうなマスター・・・少年にとって、身体が大きくなることは恐怖でした。

そんな彼が小さな身体を人形に潜めて、秘密のチェス倶楽部でチェスをすることになりました。
彼をサポートする少女への想いが、静かに、深く続いていきます。

決して明るいお話ではないのですが、彼の周りの人達はとても彼を愛しているので、心が暖かくなります。

装丁も素敵です。

「ステキな金縛り」

早く観たいと思っていたのですが、やっと観に行けました。
期待を裏切らない面白さでした。

何しろ豪華キャストで、誰が主役をやってもおかしくない方達ばかり。
まあ、三谷さんの脚本はいつも一人一人に物語があるので、みんなが主役なんですけどね。
ほんとにちょっとしか出演しないキャストもお見逃しなく。

深津さんがとにかく素敵でした。
最初はどこか自信が無かったのが、六兵衛さんに励まされたりして、だんだん成長していく姿が微笑ましかったです。
ほとんど素っぴんに近かったと思うのですが、にっこり笑った顔が魅力的でした。

タクシー運転手に扮する生瀬さんには、本当に笑わされます。

笑って、笑って、最後にはじんわりと泣けます。

エンドロールにもその後の登場人物達が出て来るので、最後まで観て下さいね。
まだ観ていない方は絶対お勧めです。

「ステキな金縛り」公式サイト

「モノレールねこ/加納朋子」

失ってしまった家族や動物を通して、それぞれの絆を描いた8つの物語。

私が特に印象に残ったのは「シンデレラの城」です。
家族や会社の人達からの「どうして結婚しないの?」にうんざりしていたスズは、同じく身内を安心させたいという近所の行きつけの店で顔見知りになったミノと偽装結婚することにした。
ミノは、既に同居している人がいるからスズに変な心配はいらないと言う・・・。

ミノは姿は見えないけれど、亡くなった婚約者・瑞樹がすぐそばにいることを感じられると言うのです。
最初は戸惑ったスズもだんだん瑞樹と"三人"の暮らしに慣れて行くのです。

ここからはちょっとネタばれになります。


続きを読む "「モノレールねこ/加納朋子」" »

「竜の涙 ばんざい屋の夜/柴田よしき」

有美は丸の内の広告代理店に勤める独身OL。学生時代からの友人・敦史に連れられて小さなばんざい屋に来た。敦史はグルメで、美味しいお店を見つけると必ず有美を誘ってくれるのだが・・・。

「ふたたびの虹」の続編。前作ではばんざい屋の女将のお店にやって来る客とのやり取りから、日常のちょっとした謎や不思議なことを解いていくというものでしたが、今回はちょっと違っていて、常連客の物語も中心になって描かれています。

都会で一人で生きる女性の仕事上の悩みや恋愛など、有美の周りの女性達の姿も描かれていて、共感できたり、主人公が心配になったり。

同じような感じの続編だったら、それなりに面白くてもやっぱり飽きてしまうかもしれませんが、今回のような描き方は面白かったです。

このシリーズは、何と言っても女将の作る料理の細かな描写が好きなんですよね。
京都の家庭料理・おばんざい。旬の食べ物を取り入れながら新しい料理を工夫する女将の丁寧な仕事振りが良いなと思います。
私も手抜きを控えて、美味しい料理を作らなくちゃと反省したり(笑)

新しいビルの建設で立ち退きを迫られている女将のその後もまた読みたいです。

「薔薇を拒む/近藤史恵」

施設から高校に通っていた博人に、和歌山の山奥で静養する親子の世話をしながら働けば、その後の大学の学費と生活費を援助してくれるという話が舞い込む。同じ境遇の薫と共にその洋館に着いた博人は、小夜という美しい少女に出会う-。

前半は不気味なほど何事も起こらず、静かに物語は進むのですが、ある事件をきっかけに少しずつこの洋館の謎が紐解かれていきます。

辛い過去から孤独に慣れていた博人が、洋館の人達には信頼を寄せ、いつまでもこの生活が続けばと願うのですが、案の定そうはいかず・・・。

遠くから見守るだけで幸せだと思う博人の片思いが切ないです。

そして意外な結末に胸を締め付けられます。

「サクリファイス」でも本当にこの人はすごい作家だなと思ったのですが、この作品も単なるミステリーではなく、人の心の奥深い描写が心を動かします。

お勧めの本です。

「エルニーニョ/中島京子」

恋人から逃げて、瑛はある南の村へ辿り着いた。そこで瑛はニノと名乗る少年に出会った。ニノも「灰色」という男から逃げているというのだが・・・。

瑛は繁華街で歌を唄っていたおばちゃんに「人には逃げなきゃならない時がある」と言われるのですが、「森のくまさん」を使った説明にびっくり。
そんな歌詞に聞こえなくもないなと。

ネガティブな思考が癖になっていると、我慢したり、辛いのが当たり前になってしまうんですよね。
自分の現実を変えられるのは自分だけ。

瑛とニノがどこまで逃げられるのか、逃げた先はどうなるのか気になって、一気に読んでしまいました。
瑛とニノの物語の合間に挿入される民話のようなお話も面白かったです。

装丁の色合いとイラストも素敵です。

「レヴォリューションNo.0/金城一紀」

停学明けで一週間ぶりに登校した僕らが聞かされたのは、『第一学年団体訓練』開催のお知らせだった。ザ・ゾンビーズの生まれて初めての冒険譚。

このシリーズを読んだのはずい分前なので、思い出せるかなと思いながら読み始めましたが全然大丈夫でした。

大抵の人は合宿一日目で退学を決意しそうなのに、どんな状況でも決してあきらめず、立ち向かって行く彼らの強さが素敵です。
息の合ったやり取りも痛快で、楽しかったです。

金城さんは「SP」の原案・脚本でも知られていますが、この本にもアクション・シーンがたくさん出て来ます。
是非映画化して欲しいです。
舜臣はやっぱり岡田くんのイメージだけど、もう高校生役は厳しいですね・・・。

「純愛モラトリアム/椰月美智子」

イケメンですーごく優しいけれど、誰にでも優しい彼氏と別れる決意をする女。親友のストーカーだった男と付き合い始めた女。クラス一可愛い生徒と付き合っていると妄想する男。不器用でちょっと変わっている男と女の恋愛オムニバス。

面白くて一気に読んじゃいました。

特に面白かったのは、「アマリリス洋子」では意地悪なキャスターとして登場した悠木かりんが、次の「菊ちゃんの涙」では地元に帰ってタウン誌の記者をしているお話です。
「アマリリス」では嫌な人だなと思ったのですが、「菊ちゃん」では応援したくなるような主人公になっていました。

短編集などでよくある手法ですが、こんなに登場人物の印象が変わることってあんまりなかったので新鮮でした。

「岸田國士傑作短編集」観劇

文学座本公演「「岸田國士傑作短編集」を観て来ました。
夫婦をテーマにした3つのお話。

台詞は美しい言葉なのですが、男と女の考え方や感じ方の違いがユーモアを交えて描かれていて、笑える場面もたくさんありました。

特に2つ目の『驟雨』が面白かったです。
新婚一週間で離婚を決意した恒子が、姉夫婦に相談するのですが、義兄がいくら夫の気持ちを代弁しても恒子の気持ちは変わりません。
女性は一度嫌だと思ってしまうと、全てが嫌になってしまうのかもしれませんね。
(私はそんな風に相手を嫌いになってしまった事はないのですが)

背景に大きなクリムトの絵が飾られていたのが印象的でした。

13日(日)までの上演です。
文学座HP

「さすらいの女神(ディーバ)たち」

かつては有名なTVプロデューサーだったが男が、ショーダンサー達を引き連れて故郷のフランスでのツアーに来た。途中、兄や昔の仕事仲間に助けを求めようとするが上手くいかず・・・。

大好きな俳優、マチュー・アマルリックの監督作。
この作品は、カンヌ映画祭で最優秀監督賞を撮ったそうです。

「そして僕は恋をする」('97年)からずっと観ているので、渋くて素敵になったなーとまず思いました。
マチュー演じる主人公は、すぐに感情的になって、皮肉や嫌味で相手を怒らせてしまうのですが、ショーダンサー達には細やかな気配りを見せるところがギャップがあって、主人公の複雑な内面を表わしていました。

作品の中のダンサー達は、ニュー・パーレスクという一座の本物のダンサー。
決してスタイルが良いわけではないし、若くはない彼女達ですが、セクシーで生き生きと踊って喝采を浴びる姿は圧巻です。

今週11日(金)までの上映です。
「さすらいの女神たち」公式HP

「トロンプルイユの星/米田夕歌里」

小さなイベント会社に勤める主人公・サトミ。ある日、机の引き出しに入れていたハッカ飴のの缶が無くなっていた。それから次々と周りの物や起こった筈の出来事が無かったことになっていく。それは、自分のせいだと同僚の久坂は言うのだが・・・。

ちょっと不思議なお話ですが、日常の出来事や親しかった人がだんだん消えて行って、それを止められないとしたら悲しいですよね。
必死で久坂を覚えていようとするサトミが切ないです。

「まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん」

まほろ市で便利屋を営む多田。偶然会った高校時代の同級生・行天が成り行きで居候することになり、多田は行天にも仕事を手伝わせる。ペットの預かりや小学生の塾の送迎など様々な依頼が来るが、何故か多田と行天は事件に巻き込まれる羽目になり-。

深く関わるまいと思いながらも生来のお人好しな性格で振り回されてしまう多田と、幼い頃の家庭環境から屈折した行天の常識外れな行動力が面白いです。

主人公に愛着が持てると物語は途端に生き生きとしてきますね。
続編も読むのが楽しみです。

映画も観てみたいです。
キャストはイメージにぴったりな気がしますが、どうなっているでしょう。

二度と元に戻らないものはあるけれど、何度でもやり直すことはできる。
自分が望めば-。

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