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「さよならの扉/平安寿子」

ガンで余命半年と告知された夫・卓己から、愛人がいたことを知らされる仁恵。夫がいよいよ危篤で危ないという時、何故か仁恵は愛人・志生子に電話してしまう。卓己の葬式が終わってまもなく、仁恵は志生子に会いたいから線香をあげに来るようにと電話するのだが・・・。

卓己が亡くなっても実感が沸かず、どこかおっとりとしている仁恵が、志生子にだけはせっかちにぐいぐい自分の気持ちを押しつけるのがおかしいです。
同じ人を好きだったのだから自分の気持ちを分かってくれるはずというのは、分かるような分からないような。

愛人だったという負い目から仁恵に振り回される志生子ですが、何故か仁恵を迷惑と言いきれなかったりして。
仁恵の天然な子どもっぽさと明るさが、いつしか頑なな志生子の心を開かせていきます。

普通は亡くなった夫の愛人に会いたいと思わないだろうし、まして仲良くなりたいとは思わないと思います。
現実にはあり得ない話だと思いますが、この本の中ではこんな友情もありかもと思わせます。

でも、死ぬ前に愛人がいた事を告白する夫っていうのはどうでしょう。
そういう秘密は、墓場まで持って行って欲しいです。

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