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「沼地のある森を抜けて/梨木香歩」

久美は叔母の時子が亡くなって、曾祖父の時代から引き継がれてきたぬか床を預かることになった。そのぬか床は呻いたり、卵が出来たり、人が涌いて来たり、不思議な物で・・・。

次から次へと起こる異常な事態に久美と共に巻き込まれていく感じで、物語の世界にすーっと入って行けました。

何が起っても冷静に対処できる久美が、初恋の相手・フリオには思い切り感情的だったりするのが面白いです。
叔母と親しかった風野さんは、わけあって男性性を捨てて生きている人なのですが、彼とのやり取りも昔からの友人とのやり取りのようで楽しいです。
お互いをよく分かっていないと出来ない会話というか。

作品を読んでいくうちに、生命の起源や「個」について・・・大きなテーマが見えてきます。
梨木さんの作品には、植物とか自然と共に生きていることを強く意識させられます。
都会大好きな私は、普段はあまり考えていないのですが。
でも、好きな色は自然の物(草木染とか)だったりするんですよね。

友人によれば、梨木さんの作品は単行本と文庫本では少し違ったりするらしいので、忘れないうちに両方読んでみたいなと思います。

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