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2009年8月

「怪談 牡丹燈籠」観劇

とにかく照明が美しくて、幻想的でした。
新感線の舞台もいつも照明はきれいですが、今回は作品に合わせて、もっと柔らかい感じでした。

以前、歌舞伎で観ていたのであらすじは知っていましたが、比べてみると演出の違いも面白かったです。

好きになった人を恋い焦がれて死んでしまう・・・なんて、身分の違いが障害になったり、連絡手段が限られていた時代故の悲劇ですね。
幽霊になってまで愛しい人と結ばれたいと願う姿は、恐ろしいような切ないような。
一途なお露を柴本幸ちゃんが好演していました。
瑛太さんも作品に自然に溶け込んでいましたね。

愛人と共謀して夫を殺害したものの、愛人は不自由な身体になり、自分の身を売って生計を支えるお国も切なかったです。
お国を演じる秋山さんは、悲しい色気を醸し出していました。

そして、幽霊と取引して、恩ある新三郎を裏切ってしまう伴蔵とお峰を演じる段田さんと伊藤蘭さんがすご~く良かったです。
コミカルなやり取りから最後の悲劇まで、二人の息もぴったりで、流石に上手いなと思いました。

客席から登場する場面を多用したのも、いのうえさん演出ならではという感じで楽しめました。

「斎藤幸子」観劇

斉藤由貴ちゃんも好きだし、粟根さんが出演するので楽しみにしていました。

下町・月島を舞台に繰り広げられるお話なのですが、由貴ちゃん演じる幸子は最初なんと17歳で登場。ちょっと無理はあったけど、色っぽい高校生でした。
自由奔放な幸子を、近所の人達は実の娘や妹のように可愛がっていて、何とも微笑ましいのです。
あんな密な人間関係って、今なかなか無いだろうなと思います。

最後、幸子が恋人(詐欺師だった)を逃がして欲しいと頼むと、みんなが「いいんじゃない」って分かってくれるところが、もうす~~~ごく良かったです。
「斎藤幸子」って字画は最悪なんだけど、みんなに愛されていて、幸せだなって。
そういう事って、普段なかなか気づけないんですよね。
身近にある小さな幸せに。

いっぱい笑えて、心が温かくなって、最高の舞台でした。

「天翔ける風に」観劇

3日連続の観劇で、感想を書く暇がありませんでした。
どの作品も面白かったです。

久しぶりにミュージカルを観たという感じでした。
何年か前に松たか子ちゃん、古田新太さんの「贋作・罪と罰」は観ていました。
あの話をミュージカルで?と思いましたが、なかなか面白かったです。

テンポが良いし、演出も魅せてくれました。

銀之丞さんはやっぱり素敵でしたが、もう少し歌声が聞こえると良かったかな。
初めてのミュージカルだったようですが、自信を持って歌ってくれないと伝わらないです。
上手いとか下手とかは関係なく。

野田版で観た時の方が、ストーリーはもっと分かりにくかったような気がしますが、もはや記憶が曖昧です。
野田さんの演出も面白かったですけどね。

これだけちゃんとしたミュージカルのチケットが、あまり売れていなかったようなのは残念です。
昨今の不況で、ただでさえ高い舞台のチケットは売れにくい状況なのでしょうね。

「ちゃんと伝える」完成披露試写会

今日は完成披露試写会ということで、監督・出演者(AKIRA、奥田瑛二、高橋惠子)の舞台挨拶がありました。
AKIRA、ほんとに背が高っい!一見強面ですが、笑顔は優しいです。

AKIRAは踊っていても表現力があるし、ドラマや「山形スクリーム」でも安心して観ていられる演技だと思っていましたが、主演はどうなんだろうとちょっと心配でした。
でも、とてもナチュラルに主人公の史郎になりきっていました。
EXILEのAKIRAとは全然違う顔を見せてくれます。

偶然にも、「ブラックバード」で内野さんと共演中の歩ちゃんが彼女役なのですが、二人の空気感もとても自然な感じでした。

入院中のお父さんが、お母さんに「ここに来いよ」と言って、病院の狭いベッドで寄り添って横になる場面があるのですが、何か良いな~って思いました。

後半は涙涙涙でしたが、温かい気持ちになる映画です。

「かぐや姫」観劇

文学座の夏休みファミリー・ステージだったのですが、大人2名で観て来ました。

子どもにはちょっと難しそうなところもあり、大人にはちょっと物足りない・・・という感じでした。
子どもに分かり易いように、いろいろ工夫はされていたんですけどね。
もうちょっとファンタジーっぽくても良かったかな。

終演後、バックステージツアーがありました。
今回は、何と言ってもこれが楽しみでした。
くるくる回る台座が舞台の下で手動で回されていたり(横には扇風機が置いてありました。大変そうでした。)、大きなドライアイス機が置かれてあったり、小道具も近くで見ると「こんな字が書いてあったんだ」とか面白かったです。

アトリエ公演に出演していた役者さんも何人かいたり、だんだん知っている役者さんが増えて来るのも密かな楽しみです。

「兄おとうと」観劇

兄弟はそろって大秀才。
兄は国家とは国民あってのものだと唱える大正デモクラシーの旗手、弟は高級官僚。
対立する立場の兄弟は顔を合わせれば喧嘩するようになり、遂には縁を切ってしまうのだが・・・。

いつもの井上さんの戯曲らしく、楽しい歌と踊りで、ユーモアを織り交ぜながらも、戦争に向かっていく時代の恐ろしさを考えさせてくれます。

作品としてはちょっと地味だけれど、兄弟愛や義理の姉妹の絆がすごく温かく感じられる素敵な舞台でした。

説教強盗にお説教されたり、一緒に歌を歌ったりする場面もとても面白かったです。
今は見ず知らずの他人にお説教したり、されたりする時代ではないですよね。
それが泥棒なのはともかくとして、そういう人と人とのつながりが薄くなっているなというのも、お芝居を観て思いました。

8月の気になる舞台(8/25追記)

冷夏かと言われていますが、少し前までは夏ってこんなものじゃなかったでしょうか?
でも、何だか物足りない気がするのは何故なんでしょう。
慣れって怖いですね。

さて、8月の気になる舞台です。

兄おとうと」(こまつ座) ★
お得なチケットで行くことになりました。
銀河劇場だと、ちょっと遠くて行きそびれてしまいます。

かぐや姫」(文学座) ★
本当は親子の為のファミリーステージなんですけど、大人二人で行って来ます。

斎藤幸子」★
鈴木聡さんの脚本と粟根さん出演に惹かれて。

来来来来来
本谷さん脚本の舞台、すーごく観たいですけど、予定入れられるかな。
何かチラシが怖いです~。

怪談 牡丹灯籠」 ★
Bunkamuraでのいのうえさんの演出、瑛太さんの初舞台と楽しみがいっぱいです。
瑛太さんは次の舞台で初主演も決まったそうで、それも楽しみですね。

八月納涼歌舞伎
これも毎年恒例で観ているのですが、今年は観られるかな・・・というところ。

天翔ける風に」 ★(8/25追記)

山崎銀之丞さんが好きなので、楽しみにしています。

今月は帰省などもあって、取れているチケットでいっぱいいっぱいな感じです。
でも、機会があれば無理しても行きますけどね。

「ブラックバード」観劇(2回目)

内野さんを見た瞬間、「痩せた?」と思いました。
公演中はいつも痩せますね~。

歩ちゃんの声が枯れていて、台詞がちょっと聞き取りづらかったですが、名古屋の後は少し空くので回復するといいですね。

初日から日にちも経っているので、今回はストーリーにも少し触れます。

初日より二人の息が合っていて、濃密な空気感が増したように思いました。

前回はレイをそれほど憎めなかったけど、今回改めて観てみると、やっぱりレイの行為は犯罪ですよね。
12歳の少女の人生を狂わせてしまったのだから。
そこに愛があったかどうかは、やはり関係ないのです。
ウーナはまだ子どもで、対等に愛し合う対象ではなかったのです。
その頃レイの抱えていた問題も言い訳になりません。

そう、やっぱり二人の間に「愛」があったとは言えないと思うのです。

最後の少女の登場が、それを暗示しているような気がします。

でも、ミュージカルも新感線もいいのですが、こういう芝居に出る内野さん、やっぱり好きだなと思います。

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