« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

「1945」観劇

原作は芥川龍之介の「藪の中」ですが、読んだことがないので、先入観なしで観ました。

終戦直後の混乱期。ある殺人事件を巡って、証言する三人の男女。
誰が本当の犯人なのか?あるいは、自殺なのか?

人は、自分が見せたい事実だけを語るという。
真実とは、一体何なのか?

お話としては、あんまり好きじゃなかったです。
ここに登場する男達には共感出来ないし、理解も出来ませんでした。
そして、誇りを取り戻したかったと叫ぶ女性にも。

女性に対する暴力を、敗戦によってアメリカに思想や生活を一変されていく日本とを重ねて「征服される」「誇りを失う」とはこういう事なんだと言われても・・・と思いました。

昔、つかさんのお芝居をよく観ていた頃に好きだった山本亨さんを観られたのは嬉しかったです。

舞台いっぱいに登場したキャスト達が、一斉に動きを止めている場面は圧巻でした。
お芝居の上手い方ばかりなので、演技には惹きつけられました。

「サクリファイス/近藤史恵」

主人公・白石誓(ちかう)は、陸上の世界で期待されながらも、ロードレースに惹かれ転向する。
大学卒業と同時にチーム・オッジに入ったチカは、エース・石尾をアシストするが、そこで先輩から聞いた過去の事件とは・・・。

ロード・レースの世界は全く未知のものでしたが、読んでいるうちにぐいぐい引き込まれます。
チームのエースの為に「アシスト」と呼ばれる選手は、先頭に立ち空気抵抗を受け、エースの体力を温存したり、機を見て集団から飛び出し、先頭集団を作ってエースが楽に走れるように助けるなど、一見個人競技のようですが、チーム・プレイのような側面もあるのが面白いと思いました。

ある事件の真相を巡って後半に物語が動き出し、結末が二転三転します。
最後には驚きの結末が待っていました・・・。

結末のヒントを与えることになってしまうので感想は書けないのですが、是非読んでみて下さい。お勧めです。

近藤さんの他の本も読んでみたいと思っています。
ミステリーとしての面白さだけではなく、人間ドラマがきちんと描ける人だなと思うので。

「ハンサム★スーツ」試写会

着るだけでハンサムになれるスーツがあったとしたら?

塚地ちゃんが谷原章介さんに変身するというのが面白そうで観に行ってみましたが、笑いの連続でした。
そして、ありのままの自分でいる事の大切さや、自分の周りの人も含めて「幸せ」ってあるんだなーって気づかされたりと、ちょっと感動もあって。
帰り道も何だか笑顔になっちゃって。(変な人?)

森三中の大島さんも素敵でした。

いろいろな人が意外な役で登場しているのも楽しかったです。

お勧めの映画です。

公式サイト
http://www.handsome-suits.com/

「がんばればいいこともある」東京国際映画祭

東京国際映画祭のコンペティション作品「がんばればいいこともある」を観てきました。
トラブル続きで、ちょっと落ち込み気味なこの頃・・・このタイトルに惹かれて行きました。

パリ郊外に暮らす主婦・ソニア。娘の結婚式当日に夫の様子がおかしくなる。
長男は麻薬所持で逮捕。次男は高くて危険なところばかり好み、屋上から転落しそうになったり、と次々と問題が降りかかり・・・。

何かが起こっても、必ず解決方法はあると信じて行動するソニアの強さが頼もしかったです。
宗教で結ばれているというのもあるのでしょうが、喧嘩ばかりしていても、固い絆で結ばれている家族の姿も素敵でした。

映画の最後に流れる曲の歌詞「人生は運命との共同脚本。"スタート"を言うのは自分しかいない」(正確ではないですが)が心に響きました。

ティーチ・インには主演のフェリシテ・ウワシーさんが登場して、Q&Aコーナーもありました。
フランスには、植民地からの移民なども多く、多種多様な人種がいます。
パリ郊外には仕事にも就けず、犯罪に手を染めるしかない若者も多くいるようです。
この映画には、ほとんど黒人しか出てきませんが、最近のフランス映画では珍しい作品だったそうです。

きっと「がんばればいいこともある」、そう思って頑張りましょう。



二度目はもっと・・・

「私生活」初日以来の観劇です。
テンポも良くなって、更に面白くなっていました。
あまり動きがなくて単調だった一幕も、今日は長さを感じませんでした。

内野さんと寺島さんの乱闘(?)シーンは、ますます二人の息が合って、迫力がありました。

二幕後半はじゅんさんがオーバーアクションになっていて、楽しさ倍増でした。
前回よりも前方席だったので、表情もよく見えたのですが、じゅんさんは黙っている時の表情もおかしくて、本当に上手いですね~。

東京公演は、後は千秋楽に行く予定です。
公演終盤に向かって、また変化していくのか楽しみです。

「P.S.アイラヴユー」試写会

この映画は結構前に観たのですが、今週末公開です。

夫が亡くなって、絶望に沈むホリーのもとに、ある日突然亡き夫・ジェリーから手紙が届く。

消印のない不思議な手紙は、その後も思いがけない形でホリーに届き、ホリーは手紙を心待ちにするようになる。友情や家族の愛に支えられ、少しずつ再生していくホリーだが・・・。

主演の二人は、最初好みじゃないなーと思ったのですが、観ているうちに好きになってしまいました。

特にマッチョなジェラルド・バトラーは全くタイプじゃありませんが、こんなにロマンティックで愛情にあふれた夫だったら言うことなしですね。

でも、ここまでされたら、逆に夫の事を忘れられないと思います。

ハンカチを持って、観に行くことをお勧めします。

素敵な映画でした。

平成中村座「仮名手本忠臣蔵」Bプログラム

浅草寺の境内に仮設された平成中村座での公演ということで、久しぶりに浅草に行きました。

仲見世がすごい混んでいるのをすっかり忘れていて、辿り着くのに時間がかかってしまいました。

ちょっと分かりづらかったのですが、もっと矢印とかあると良かったですね。

本当はAプロから順番に全部観たいところでしたが、3階席がないのでチケット料金が高いんですよね。

Bブロは、おかると勘平の悲劇から、討ち入りと引き揚げまで。

歌舞伎には、悲劇の果てに主人公が死んでしまう話が多いですが、これも切ないお話です。

これが忠臣蔵とどうつながっていくのかなと思いましたが、仁左衛門さんの大星由良之助とおかるの話への流れが面白かったです。

今回は、登場人物が紫の着物を着ている人が多かったのですが、紫の明度や様々な色との合わせによって、印象が違うものだなと思いました。

休憩時間、女性トイレはすごい行列になっていたのですが、スタッフの方々の楽しいお話や手際の良い案内でスムーズに進んで行きました。

歌舞伎座でもまたやって欲しい演目です。

「から騒ぎ」観劇

彩芸がちょっと遠いこともあって、オールメール・シリーズは「お気に召すまま」以来でした。

高橋一生さんが女性役って、あんまり想像できないな~と思っていましたが、さすがに上手い役者さんです。ちょっと傲慢だけれど憎めない女性を、可愛らしく演じていました。

月川悠貴さんは、立ち居振る舞いも美しかったですが、黙って立っているだけでも女性そのものに見えました。

小出恵介さんは、初舞台とは思えないほど蜷川さんの舞台になじんでいました。

シェイクスピアは、やっぱり悲劇の方が好きですが、たまには喜劇も笑えて、楽しくて良いですね。

私がヒアローだったら、最後の結末はあり得ませんが。

ま、喜劇だから良いでしょうという感じでした。

最後の場面は、赤と白のコントラストがとても美しかったです。

「私生活」初日 観劇

最近、内野さん熱も落ち着いてきているので、今回はあまりチケットを確保していません。

大阪にも行くからというのもありますが。

途中までは外人ノリのコメディについていけず、どうなることやらと心配しましたが、後半はかなり面白かったです。

寺島さんとの息も合っているし、じゅんさんがまた最高です。

やっぱり、笑いの"間"をよく知っている方だなという感じです。

まだドタバタ感があるので、回数を重ねて練れたらどうなっていくのか楽しみです。

って、また行くのですね、結局。

「狂言ござる乃座 40th」

狂言を観るのは初めてで、とても楽しみにしていました。

あらすじやちょっと難しい語句などはパンフレットに書いてあるし、とても分かり易くて、面白かったです。

国立能楽堂のおごそかな雰囲気に、笑ってよいものかちょっと戸惑ったけれど、みなさん笑っていたので安心して楽しみました。

後ろを向いて喋っても、萬斎さんの声はちゃんと通るので感心しました。

流石ですね。

歌舞伎もそうですが、狂言の衣裳も色合わせなどがとても綺麗です。

また機会があれば行きたいなと思います。

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ