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「長崎くんの指/東直子」

家出をしていたわたしは、あてもくなくさまよい歩いて、山の中の遊園地「コキリコ・ピクニックランド」に辿り着いた。
わたしは、職員である長崎くんの何気ない一言で、そこで住み込みで働くことになったのだが・・・。

この作品は連作短編集なのですが、どのお話にも「コキリコ・ピクニックランド」が登場します。
さびれているけれど、何か包み込んでくれるような暖かい場所。
みんなちょっと傷ついていて、幸せではないんだけれど、何だか惹かれる登場人物達でした。
消えてしまった長崎くんが、最後の作品でまた登場するのも面白かったです。

東さんの作品は、「とりつくしま」もお勧めです。

本の感想を書くのはすごく久しぶりです。ここのところ忙しかったので、読書ペースはちょっと落ちています。
3月は「ホルモー六景/万城目学」「ベーコン/井上荒野」
4月は「夜を守る/石田衣良」「5年3組リョウタ組/石田衣良」
を読みました。

「ホルモー六景」は「鴨川ホルモー」の登場人物達のサイド・ストーリー。
「長持ちの恋」がちょっと泣きそうになりました。
「ベーコン」は食べ物をキーにした短編集。
食べ物が出てくる作品って、結構好きなんです。
「夜を守る」はちょっと期待外れでした。秋葉原の街をパトロールするっていう設定は面白かったんですけどね。
「5年3組リョウタ組/石田衣良」は、今時の普通の20代の男性教師が主人公で、職員室でのいじめなどはリアルで、面白かったです。
でも、石田さんの作品は、登場人物が読者より先に泣いてしまっているので、こちらの感動が冷めてしまうんですよね。
状況説明が少ない方が伝わるということもあるのではないかなと思います。

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