厳しい暑さが続いていますね・・・

35度でも外を歩くのは辛いですが、37度だともう出る気もしません。
そんなわけで、ちょっと引きこもりがちなこの頃です。

ブログもずい分さぼってしまいました。
本を読む速度に感想が追いつかなくて。
最近は読むペースがゆっくりなので、また書こうかなと思ったり。

映画や舞台もぼちぼち行っています。

最近は「あまちゃん」にハマっています。
朝・昼、2回観てしまうほど。
クドカン脚本の小ネタにクスクス笑いながら。
何と言ってもアキちゃんが可愛いのですが。

来月終わってしまうのが、今から寂しいです。
続編あるといいなー。いや、きっとあるでしょう。

また気まぐれに更新する予定です。

「贖罪/湊かなえ」

ある田舎町の小学校で不審者の男に少女・エミリが殺された。
その時一緒に遊んでいた4人の少女は、エミリの母親・麻子から衝撃的な言葉を投げつけられる。
その言葉に囚われた少女達はそれぞれ成長するが・・・。

まず4人の"贖罪"の物語が語られていくのですが、一つ読み終わる度に後味の悪い感じが残りました。

最後の麻子の話には呆れるばかり。
そして、本当に救いようの無い結末に向かって行きます。

でも、人って自分勝手な物ですよね。
自分ではそんなつもりはなくても、案外他人から見れば自己中心的な行動を取っているのかもしれません。

湊さんの作品の主人公は、普通ならそんな事は言わないだろう、しないだろうという常識から外れた行動を取ったりしますが、実はそれは理性をかなぐり捨てた人の本性。
だから読んでいて不快なのに、ぐいぐい惹きつけられてしまうのかもしれません。

「エッグ」観劇

「エッグ」という見た事のないスポーツがどのように描かれているのか楽しみでしたが、結局実体はよく分からないのに面白かったです。

仲村トオルさんの筋肉にびっくり!
本当にアスリートみたいな身体でした。

以前から舞台や映画で深津さんが歌う場面があると、好きな声だな~と思ってました。
今回は歌手役でたっぷり聴けたので、すごく嬉しかったです。
椎名林檎さんの曲がまた素敵で、観劇後すぐにCDを買いました。
すっかりハマって、何回も聴いてます。

「スポーツ」と「音楽」は人々を熱狂させ、人をどこかに連れて行く力があるという野田さんの言葉はすごく良く分かりますね。
コンサートでみんなが同じように手を振ったり、踊ったりするのが、ちょっと気持ち悪く感じる時があるので。
みんなで何か一つの物を崇拝しているような。

2時間10分休憩無しでしたが、舞台の世界に惹き込まれていたので、濃密な時間を過ごせました。

上演期間の前半と後半、2回観たかったなと思いました。

野田さんの舞台は、演出も毎回斬新で楽しめます。

ひびのこづえさんの衣装も素敵でした。

新しくなった東京芸術劇場は、劇場の外にも椅子がたくさんあって、寛げる雰囲気。
劇場の中はちょっと豪華になった感じでしょうか。
音響を改善したり、客席も千鳥配置にしたり、傾斜をつけたり、見やすくしたそうです。

「かのこちゃんとマドレーヌ夫人/万城目学」

半年前、ふらりと家にやってきたアカトラの猫にマドレーヌと名付けた小学校一年生の元気な女の子・かのこちゃん。
上品なマドレーヌは、かのこちゃんの家で飼われている犬の玄三郎と夫婦のようだ。

ある日、玄三郎から猫股の話を聞いたマドレーヌ夫人は、目覚めると尻尾が二本になっているのに気付き・・・。

万城目さんらしく、ちょっと不思議なお話ですが、今回はほのぼのします。
かのこちゃんが友達のすずちゃんと友情を深めていく様子や、マドレーヌ夫人と玄三郎さんのお互いをいたわり合う姿もいいなーって。

猫好きなら、行動を思い描くと「あるある」と頷ける場面がいっぱいです。
マドレーヌ夫人のちょっとした冒険(?)もハラハラして面白かったです。

最後、マドレーヌ夫人はどちらを選択したのでしょう?
また続編があると嬉しいです。

「鍵のない夢を見る/辻村深月」

平凡な日常を送っていた筈なのに、ふとした事から犯罪を犯してしまった人や、巻き込まれてしまった人を描いた短編集。

どのお話に出て来る登場人物にもあまり好感が持てなくて、嫌な気持ちになるのですが、よくニュースで耳にするような犯罪ばかりなのです。
もしかしたら、自分の身にも起こるかもしれないと思うような。

特に私の心に残ったのは最後の「君本家の誘拐」。

大型ショッピングモールで買い物をしていた良枝は、ふっと横を見るとベビーカーがないことに気付く。
店内を必死で探し回るが、ベビーカーは見つからない。

実家が地方の良枝は、毎日仕事で遅い夫が帰って来るまで子どもと二人きり。
夜泣きで満足に睡眠も取れず、買い物もゆっくり出来ない。
そんな中で、良枝は次第に精神的に追い詰められていく・・・。

私には子どもはいませんが、実家が遠い友達は子育ても大変そうだなと思っていたので、身近な話に思えました。

一つの事に囚われると周りが見えなくなってしまう良枝の危うさも、誰にでも置き換えられそうです。

「左京区恋月橋渡ル/瀧羽麻子」

京都の大学院でエネルギーの研究をしている山根は、ある日下鴨神社で美しい女性に一目惚れしました。
偶然彼女に再会した山根は、彼女をお茶に誘います。
学生寮の仲間や友達の彼女に心配されながら、山根は彼女を想い続けるのですが・・・。

「左京区七夕通東入ル」は京都で学生生活を送る花と理系男子・龍彦の恋愛が描かれていましたが、今回は龍彦の友達の山根くんの恋愛のお話です。

山根くんにとっては初めての恋で、戸惑ってばかりなのですが、その様子があんまり一生懸命で純粋だから、読みながら応援したくなってしまいます。
恋のお相手・美月さんも山根くんといる時間が楽しそうで、お似合いだなーなんて思ったり。

でも、初恋なので・・・後半はいろいろな事があります。
いろいろあるけど、読み終わって、何かすごく良かったなって思えます。
山根くんは、きっと素敵な男性になっていくと思います。

花が教えてくれる京都のデート・スポットも行ってみたくなります。
美味しいランチやカフェ、雑貨や絵本屋さんなどなど。

次は安藤くんの話かな。
あんまり恋愛と結び付かないけど(笑)

「空飛ぶ広報室/有川浩」

空井は子どもの頃から憧れていたブルーインパルスに入る為、航空自衛隊に入隊した。五年後、その夢は不慮の事故で突如として断たれた。
そして、防衛省-航空自衛隊航空幕僚監部広報室に勤務することになった。

自衛隊に偏見を持つ帝都テレビのディレクター・稲葉リカや、ミーハーな広報室長・鷺坂を初めとする広報室のメンバーがそれぞれ個性的で面白いです。

リカに自衛隊を理解してもらう事が広報の仕事に繋がると、気持ちを立て直した空井を見て、リカもまた記者が第一志望だったのにという想いから抜け出そうとしていく。
二人の成長を見守る気分で読みました。

ある騒動で二人が行き違ってしまった話では泣いちゃいました。
お互いに想いはあるのに、気の長い二人だなーとせっかちな私は呆れる場面もありましたが(笑)

有川さんの作品は、テンポが良くて読みやすいです。
この後どうなるんだろうと思うとなかなか読むのを中断できず、分厚い本でしたが一気に読んでしまいました。

自衛隊の事はあまり詳しく知らなかったけど、震災の時のドキュメンタリーをいくつか見て、こんなに一生懸命やってくれているんだなって感動してました。
だから、最後の物語を読んで、ぐっとくるものがありました。

有川さんの他の自衛隊ものも読みたいなと思っています。

「ビブリア古書堂の事件手帖/三上延」

「ビブリア古書堂の事件手帳~栞子さんと奇妙な客人たち~」
大輔は、小さい頃のある体験から本が読めない体質なのだが、ひょんな事からビブリア古書堂の店員になる。
ビブリア古書堂の店主である栞子は入院中で、内気で極度の人見知りだが、本のことになると別人のようになる。
非常に頭の回転が速く、大輔に聞いた話の幾つかの事柄から客の持ち込む謎と秘密を解き明かしてしまう。

大輔と栞子がどうなっていくのかなとか、せどり屋の志田や客として現れた夫婦など、温かい気持ちになる登場人物達が魅力的です。

そんな雰囲気とはうって変わって、第四話『晩年』は太宰治の署名入りの初版本を巡っての事件で、どんな事をしても手に入れようとする犯人が恐ろしかったです。
いくら本が好きでも、私は本に対する所有欲はあまり無いので、大輔と同じように「そこまでして・・・」と思ってしまいました。

私は古書については疎いので、作品の中で「せどり屋」や「アンカット」などの用語を知るのも面白かったです。

2、3巻と続いているので、読むのが楽しみです。

「The Lady アウンサンスーチーひき裂かれた愛」

凛とした美しいたたずまいで、強い意志を感じさせるまなざし。
スーチーさんはずっと気になる人でした。

リュック・ベッソンが事実に基づく映画を撮るなんて意外でしたが、予告で観て「絶対観たい」と思いました。
今までの作品とは全く違いますが、ベッソン監督が何故この映画の脚本に惹かれたのかは分かるような気がします。
エリック・セラの音楽が、少しベッソンらしさを感じるところでしょうか。

長い間軟禁生活を送っているというだけで、その精神的な苦痛は計り知れませんが、家族とも自由に連絡が取れず、夫・マイケルさんががんと分かっても会えなかったとは・・・。

この作品には、スーチーさんと家族の深い絆が描かれていて、それが彼女を支え続けたことが伝わって来ます。

家族と引き裂かれる姿に涙し、不条理な暴力や弾圧を受ける国民の姿に悔しさを感じて涙し、映画を観終わった後、目と鼻は真っ赤でした。

ミッシェル・ヨーはスーチーさんに生き写しのようにそっくりでした。
生花を髪に飾って、ビルマの衣服を細い身体で着こなす姿がきれいでした。

銃を向けられても毅然とした態度で向かって行くスーチーさんの勇気には本当に感動したのですが、実際にもそんな事があったそうです。

映画を観てからすぐ「自由 自ら綴った祖国愛の記録」を読んでみました。
他国の歴史や政治的な話を読むのは難しくて、時間がかかりましたが、スーチーさんのお父さんであるアウンサン将軍が何故今も国民に熱狂的に支持されているかがよく分かりました。
決して権力をふりかざすのではなく、国民に真摯な言葉で支持を求め、一緒に国を作り上げようという気持ちが伝わってくる演説には心を打たれました。
国民がそのアウンサン将軍の娘であるスーチーさんを信頼するのは当然の事なのでしょう。

スーチーさんの軟禁生活も解かれましたし、これから少しずつでもビルマが変わって行けばいいなと思います。
ビルマ(ミャンマー)の人々が恐怖や暴力に支配されることなく、自分の考えや言葉を自由に発して、行動できる日が一日も早く来ることを願っています。

この映画にはあまりにもたくさんの想いがあって、上手く書けていないのですが、とにかく一人でも多くの人が観てくれるといいなと思います。

「The Lady アウンサンスーチーひき裂かれた愛」公式サイト

暑すぎますね・・・

今月は映画の試写会が週一ペースで当たっていて、三谷さんの「清須会議」も読んだし、書きたいことはいろいろあるのですが、何だかぼーっとしています。
夏バテですね。

友達に梅シロップをもらったのですが、水で薄めて、暑い時に飲むとスーッとします。

もう少し元気になったら、ちょっとずつ更新したいと思います。

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